VP-5
こちらは、少し遡るが友人のフニュフニュ君が、厚木で一足先に撮影して送ってくれたP-8A/LA-436スキッパー機である。2014年8月11日撮影
まさか予備役部隊だったVP-5が、これほど早くP-8Aを受領するとは想像もしていなかった。2013年8月から機種転換を開始し、2014年4月末には嘉手納に6か月のローテーションで派遣された。VP-16に次いで2番目のP-8Aポセイドンの実戦部隊であり、嘉手納への派遣もVP-16を引き継いだ形であったが、早速、哨戒に出向いた南シナ海で某国の海軍機の手荒い歓迎を受けたようでニュースになっていた。 
 このニュースは、私は某国で聞いたのだが、丁度VP-5が配備された後であったので、直ぐにこの部隊が頭に浮かんだ。2014年8月23日海南島沖で、中国海軍のJ-11BHのスクランブルを受けたまでは正常であったが、このJ-11BHが公海上空にも拘らず、P-8Aの飛行を妨害するようなパフォーマンスを繰り返したため、米軍から抗議を受けたという内容だった。2001年にEP-3とJ-8Uが接触事故を起こしている場所なので、またまた注目を浴びることになったが、P-8A上方14mでバレルロールしたとか。器量の低い某国パイロットにしては上出来のパフォーマンスではあったが、下手をすればまたJ-8Uの二の舞となるだけに、もう少し大人の対応ができないものかとあきれた次第だ。私はJ-11などどうでも良いが、VP-5のP-8Aには強い興味があるので早速嘉手納に赴いた。
この部隊 尾翼のキツネに色々なタイプのものがあると聞いてきたが、厳密には3種類しかなかった。逞しいキツネ君の色付きと色無し、それに痩せキツネの3種類であるが、裏表を勘定すると6種類の絵柄に分類される。
残念ながらLA-437の”やせ狐”の正面系は撮り損ねてしまった・・・まぁ このような楽しみが有るのはVP-5だけであるので、どうしても嘉手納に居る間に撮っておきたかったのである。
翌16日は、LA-431と433が訓練飛行をしてくれたが、強い低気圧の接近で本来R/W05である季節に突然のR/W-23!!タキシングを撮ることができたが、何とエンジン音の静かな機体であろうか。流石は民間のB-737-800を改造した軍用機なだけある。
2015年2月6日午前中に訓練フライトを行っていた”LA-436” 機種は、左側が書き込みが多く面白いが 逆光線の為あえて撮っていない。
LA-437の”痩せキツネ”こそが本来のVP-5のインシグニアデザインのコンセプトを現しているものであり 「キツネの狡猾さ」を最大限アピールできる絵柄だと思う。私の勝手な推論であるが、LA-436とLA-437は何れも塗装済の形で本国から移動してきたが、従来の痩せキツネ派とたくましい筋肉キツネ派とのデザインを巡る葛藤があり、最終的に筋肉派が勝利を収めたが従来の王道を行く”痩せ狐”も捨てがたいとの事で残されたのではないだろうか・・・あくまで邪推である。
2016/9/17 横田基地友好祭に展示されたVP-5のP-8A ”LA-436”
Wings
2014年12月14日から16日までの3日間、VP-5のP-8Aを目的に嘉手納に赴いたようなものである。
実質は、2014年12月15日と16日の2日間だけであったが、この間に4機のP-8Aがフライトしてくれた。LA-435とLA-436の2機だけが、ずっとエプロンを動かなかった。LA-436はスキッパー機でありマーキングはフルカラーである。
12月15日は、午前中にLA-433と437の2機がフライト、午後はLA-431と438が交代で飛んでくれた。
本来であれば、もうとっくにVP-45への交代をしているはずであったが、2015年2月初旬でもVP-5は嘉手納に常駐していた。同じエプロンにいるP-3Cの部隊は、VP-40からVP-1に交代が終わったようであり、尾翼に新しいエンブレムシールを貼った機体が見れた。
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